2026年9月4日から、男子「バレーボール アジア選手権大会2026」が福岡県で開催されます。
この大会が注目されているのは、優勝すれば2028年に開催されるロサンゼルスオリンピック(LA28)の出場権を獲得することですよね。
男子バレー日本代表チームは、ネーションズリーグでは惜しくも4位という結果になりましたが、予選ラウンドでは史上初の12連勝という好成績を残しています。
アジア選手権大会でも、その粘り強いプレーでの勝利が期待されていますが、もし優勝できなかった場合はどうなるのでしょうか?
優勝を信じて応援するのみ!ですが、今回は万が一にも優勝を逃した場合のロス五輪への出場ルートが他にないのか調べてみました。
アジア選手権大会とは?
「アジア選手権」とは、アジアバレーボール連盟(AVC)が主催する、アジアの男子バレーボールの頂点を決める大会です。
2026年の男子大会は「買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026」として、9月4日(金)から13日(日)まで福岡県北九州市で開催されます。
今大会には、日本をはじめ、イランや中国、韓国、オーストラリアなどアジアの12チームが出場。3つのプールに分かれて予選ラウンドを戦い、その後、上位8チームによる決勝ラウンドが行われます。
そして、2026年大会がこれまでのアジア選手権と大きく異なるのが、優勝チームに2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権が与えられることです。
そのため今回は、アジア王者を決めるだけでなく、ロス五輪への切符を懸けた重要な大会としても注目されています。
アジア選手権で優勝するとLA五輪の出場権を獲得!
2026年の大陸選手権のうち、日本が出場するアジア選手権は9月4日から開催されます。
男子のアジア選手権は、アジアの代表チームが出場し、アジア王者を決める大会です。
ちなみに、前回大会は2023年。この時、日本代表は決勝でイランを破り、優勝しています!
(※2025年にも「アジア男子バレーボールクラブ選手権」が開催されていますが、こちらは代表チームではなく、クラブチームが出場する別の大会です。)
オリンピックの出場権獲得は、国際バレーボール連盟(FIVB)が予選方式を定めているのですが、大会ごとに予選方式は異なります。
前回の2024年パリ五輪では、開催国のフランスに加え、2023年に行われたオリンピック予選大会(OQT)から6チーム、さらに世界ランキングをもとに5チームが出場権を獲得しました。
一方、ロス五輪ではオリンピック予選大会(OQT)は行われず、2026年の大陸選手権などを通じて出場権を争う方式に変更されています。
ロス五輪の出場条件では、2026年に開催される各大陸選手権の優勝チームに1枠ずつ出場権が与えられます。そのため、日本がアジア選手権で優勝すれば、アジア代表としてロス五輪の出場権を獲得できるのです。
ここで疑問に思ったのですが、もし日本がアジア選手権で優勝できなかった場合、ロス五輪への道は閉ざされてしまうのでしょうか?
日本が優勝できなかったらロス五輪には行けない?
男子日本代表チームを応援してはいるのですが、ふとよぎったこの疑問。
仮に、アジア選手権で優勝を逃した場合でもまだロス五輪への道はあります!
ここで、ロス五輪の男子バレー出場権の仕組みを確認してみましょう。
優勝を逃した場合でも、日本にはまだロス五輪出場権を獲得するチャンスが残されています。それが、次の2つの大会です。
👉2027年世界選手権の3枠
👉2028年VNL予選ラウンド終了時の世界ランキングの3枠
アジア選手権で優勝できれば、その時点でロス五輪への出場権を獲得。
しかし、優勝を逃した場合は、2027年世界選手権や2028年の世界ランキングを通じて、残された出場枠を争うことになります。
今大会で出場権が獲得できれば、その後の2つのルートで五輪出場権を争う必要はありません。ロス五輪に向けた準備に、より集中できる点もメリットといえるでしょう。
日本チームは、できればこのアジア選手権で優勝して早々に出場権を獲得しておきたいところですよね。
日本代表はアジア選手権で優勝できる?
前回、2023年のアジア選手権では優勝した日本代表チームですが、今回の大会は優勝できるのでしょうか?
まず、最初に予選ラウンドは12チームを3つのグループに分け、そこで総当たり戦が行われます。グループ分けは以下の通りです。
| プールA | プールB | プールC |
|---|---|---|
| 🇯🇵 日本(7位) | 🇮🇷 イラン(16位) | 🇶🇦 カタール(21位) |
| 🇦🇺 オーストラリア(33位) | 🇨🇳 中国(28位) | 🇰🇷 韓国(26位) |
| 🇧🇭 バーレーン(40位) | 🇮🇳 インド(58位) | 🇹🇼 チャイニーズタイペイ(53位) |
| 🇴🇲 オマーン(76位) | 🇳🇿 ニュージーランド(82位) | 🇹🇭 タイ(59位) |
日本はプールAで、オーストラリア、バーレーン、オマーンと対戦します。
予選ラウンドの成績を見るうえで、参考になるのがFIVB世界ランキングです。
日本に対し、オーストラリア、バーレーン、オマーンはいずれも日本より世界ランキングが下位となっています。
そのため、ランキングだけを見ると、日本にとって予選ラウンドは比較的戦いやすい組み合わせといえそうです。
しかし、アジア選手権で優勝するためには、予選ラウンドを突破するだけでは十分ではありません。予選ラウンドでは、
👉各プールの上位2チーム
👉3位チームのうち成績上位2チーム
この合計8チームが決勝ラウンドへ進出。
決勝ラウンドでは、予選ラウンドの成績に応じて組み合わせが決まり、トーナメント方式で優勝を争います。
特に、イラン、中国、韓国などは日本にとって優勝争いで意識したいアジアの強豪です。
また、日本は2026年のネーションズリーグにおいて、予選ラウンドを史上初の12戦全勝で終えるなど好成績を残しています。
さらに決勝ラウンドでは中国を3-1で破り、準決勝進出を決めました。
こうした直近の成績を考えると、日本は今回のアジア選手権でも優勝候補の一角といえるでしょう。
とはいえ、アジアには日本以外にも強豪チームが多く、決勝ラウンドでは厳しい戦いが待っています。
ロス五輪の出場権獲得へ向けて、日本代表の戦いに注目したいところです。
👉ロス五輪の出場国について詳しくはこちら
追記)アジア選手権経過
ここでは、アジア選手権での日本代表の試合結果を、簡単にまとめていきます。
9/4 対オマーン戦
第1セット 日本25-18オマーン
第2セット 日本25-13オマーン
第3セット 日本20-25オマーン
第4セット 日本25-9 オマーン
第1セット、第2セットと連取でストレート勝ちかと思われましたが、オマーンは第3セットでセッターを変更。
選手登録ではセッターが2名のチームが多い中、オマーンは3名を登録していました。
オマーンについてのデータが少ないことに加え、セッターが代わったことで攻撃の内容も変化し、日本は対応に苦戦。第3セット序盤からリードを許し、途中で追いついたものの、20-25でセットを奪われます。
しかし第4セットでは日本が立て直し、25-9で圧倒。
リザーブメンバーも出場したタイミングで得点に絡むなど、それぞれが持ち味を発揮し、日本のチーム力を感じさせる初戦となりました!
9/6 対バーレーン戦
第1セット 日本25-15バーレーン
第2セット 日本25-15バーレーン
第3セット 日本25-23バーレーン
今回、バーレーン戦にはストレート勝ちできました!
特にすごかったのが、第2セットでの髙橋藍選手のサーブから6連続ポイント。
今回は余裕のストレート勝ちか?と期待の中、第3セットは、序盤から均衡状態が続きます。初戦のオマーン戦のような空気を思わせる中、最後の24点目、25点目は髙橋藍選手が決めてくれました!
前回もですが、先に2セット連取すると、相手チームはもうあとがない状態なのでより一層果敢に攻めてきます。
そこで焦らず、冷静に自分たちのバレーができるかといったところは、ストレート勝ちするためのポイントなのかなと思いました。
9/8 対オーストラリア戦
第1セット 日本25-20オーストラリア
第2セット 日本25-13オーストラリア
第3セット 日本25-21オーストラリア
平均身長で10cm以上の差がありましたが、日本は見事オーストラリアにストレート勝ちし、プールAを1位で通過しました!
特に圧巻だったのは、髙橋藍選手の背面ショットです!
アタックのタイミングが合わないかと思われた瞬間、クルッと半回転して背面から打ったショットで、見事得点につなげました。
西田有志選手も、相手の高さがある中、冷静にブロックの先に当てる力強いアタックが印象的でした。
9/11 対インド戦(準々決勝)
第1セット 日本25-17インド
第2セット 日本25-15インド
第3セット 日本25-19インド
ここから先は、いよいよ決勝トーナメントに入りました。
予選ラウンド3試合を通して、髙橋藍選手のサーブがかなり神がかっています!
実際、予選ラウンドでは髙橋藍選手のサーブが好調だったことが、数字にも表れています。サービスエースは13本で、予選ラウンド1位。
そして、このインド戦でも、特に第2セットでは連続してサービスエースを決めるなど、相手に流れを渡さない活躍でした。
第3セットは途中1点ビハインドとなった場面、石川祐希選手のサーブから7連続ポイント。また、交代してコートに入った選手が即結果を残したこともあって、ストレート勝ちの繋がったと感じました。
9/12 対韓国戦(準決勝)
第1セット 日本25-13韓国
第2セット 日本25-11韓国
第3セット 日本25-14韓国
あと2つ勝てばアジア選手権優勝という中、見事、韓国戦に勝利しました!
第1セットは9点目から6連続ポイントを奪う場面があり、第2セットもサーブで相手を崩す場面が多くみられ、スタートから7-0と日本の流れのままセットを連取。
西田選手は力強いアタックだけでなく、粘りのレシーブも活躍が光り、見ていて勝利への執念を感じました。
第3セットは序盤からリードを取られ、スコア4-6に。
しかし、日本の5点目を決めた石川祐希選手の攻撃から流れが戻ってきます。
途中から入った西本選手、大塚選手も得点に絡み、最後は富田選手が25点目を決め決勝進出です。
全体を通して、小野寺選手のブロックやサービスエースも良かったですし、深津選手や山本選手の苦しい体制でも繋ぐプレーが印象的でした!
9/13 対イラン戦(決勝)
第1セット 日本25-21イラン
第2セット 日本26-24イラン
第3セット 日本25-23イラン
日本代表チーム、イラン戦にストレート勝ちでアジア選手権優勝となりました\(^_^)/
スコアを見ていただければわかる通り、どのセットもかなりの激戦。
特に石川祐希選手は、終始イランの厳しいマークを受け、なかなか思うように得点を重ねられない場面もあったように感じます。
どのセットも、取って取られてのシーソーゲームが続き、最後まで気の抜けない展開となりました。
第1セット、序盤からイランのブロックが決まりビハインド展開に。
中盤以降、髙橋藍選手のフェイクセットや、大塚選手のサービスエースもあり、徐々に流れを引き寄せます。最後は西田選手のアタックが25点目を決めました。
第2セットは、さらに競ったデュースの展開へ。ここで石川祐希選手のサービスエースが決まり26点目。このセットも日本が取り、2セット連取です。
第3セットもデュースになるのでは…と思いながら見ていましたが、ここでは不思議と焦りを感じさせない日本代表のプレーが印象的でした。
23点目を石川選手が、24点目を西田選手のサービスエースで獲得。そして最後の25点目は石川選手が決め、日本が3-0でイランを破ってゲームセット!
見事、アジア選手権の優勝を決めました\(^_^)/
どの試合でも、選手たちはミスがあってもすぐに切り替え、受け身にならず、最後まで冷静に自分たちのバレーを遂行していたように感じました。
特に競った場面でも大きく崩れることなく、最後まで自分たちのペースを保てていたことが、ストレート勝ちにつながったのではないでしょうか。
この優勝により、日本男子代表は2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得しています。
👉ロス五輪の出場国について詳しくはこちら
まとめ
今回は、2026年9月4日から開催されたアジア選手権と、ロス五輪の男子バレー出場権についてまとめました。
アジア選手権では、2026年の大陸選手権の優勝チームに与えられる出場枠をかけて戦うことになっており、日本代表にとってもロス五輪出場をかけた重要な大会となりましたよね。
そして、日本代表はイランとの決勝で激戦の末、見事優勝!ロス五輪の出場権を手にしました。
しかし、これでまた新たなスタート地点となります。ここから先は、各選手のさらなる成長を楽しみにしながら、ロス五輪を待ちたいと思います。
☆参考サイト☆



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